板倉父子の判例を記したという『板倉政要』を読みたい。
が、簡単に読めるものがないorz
国立公文書館のサイトまで行ったら、
今月のアーカイブが『
雑兵物語』だった。
これが面白かった。
つむじに矢が刺さって、
矢は抜いたんだけど根っこ(鏃?)が引っかかって抜けなくて、
他の人から「一角仙人」と笑われる……って、心配されてないw
此の矢を抜かば静かにぬけ、かばとぬいたらば血目玉が廻るべいぞ。
とかも、生々しいな。
以下治療法。
・矢の根は手じゃなくて、毛抜き針抜きで抜く。
・抜いてもらう側はあぐらをかいて、反りも屈みも伏しもしない。
・(抜いた後は?)風があたらないようにして、
大声も出さず笑わず怒らないようにする。
・眠る時はこよりで鼻の真っ先をなでる。
鑓担(やりかつぎ)小頭と
持鑓担(もちやりかつぎ:主人の高級槍を持つ係)
数鑓担(かずやりかつぎ:安価な数打ちの槍を持つ係)の絵も面白い。
槍に大小刀をくくりつけて持ってるのは(ついでに首も持ってるが……)
数鑓担の方なのかな?
本文に記載された槍を扱う注意事項。
・戦い前に鑓の鞘をはずして胸板に入れる。
(長い鞘は刀の後に腰に引き挟む)
・戦闘の先陣を切るのは「御侍衆の鑓から」
・鑓を突くものだとばかり思うな。
集団で心をひとつにして、
穂先がそろうよう拍子を取って上げたら叩きつけるもの。
突くのは一人二人で敵に出会った時だけ。
・敵の指物を叩き落とすようにするとグッド。
・敵が馬に乗っている時は、
敵より馬の腹を突いて跳ね落としたところを突く。
・敵をかつ崩して後はと、1町以上先まで退くのは要らないこと。