スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。
『江戸城の宮廷政治』読書中。

江戸城の宮廷政治―熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状 (講談社文庫)
江戸城の宮廷政治―熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状 (講談社文庫)
  • 出版日 - 1996-09
  • 出版社 - 講談社
  • 著者 - 山本 博文
  • 形式 - 文庫

大坂夏の陣が終わって家康も死んだ後、
土井利勝に接近しようとしてうまくいかない黒田長政を、

p42
  「惣別かようの才覚前々より上手にて候が、
   今度は尾が見え候や、笑止に存じ候事」
   (だいたいこのような策謀の得意なやつだったが、
    今度はしっぽが見えたのだろうか。困ったものだ)

と忠興は書いている。
ちなみに「笑止」という言葉の意味をYahoo!辞書で検索、抜粋。

 しょう‐し〔セウ‐〕【笑止】
 [名・形動]《「勝事」からか》
  1 ばかばかしいこと。おかしいこと。また、そのさま。
  2 気の毒に思うこと。また、そのさま。
  3 困っていること。また、そのさま。
  4 恥ずかしく思うこと。また、そのさま。

どうしても(3)とか(2)じゃなくて(1)の意味に読めちゃうのは、
私の偏見だよねw

あ、でも、別の手紙で、
細川家と幕府とのパイプ役だった加々爪さん死亡への「扨々笑止千万」は、
やっぱり(3)だよなあ。

それから、藤堂高虎と堀直寄と脇坂安元が土井利勝と仲いいよ、という
忠利の手紙への返信での、

p93
  「大炊殿事に候間、心に合点はめされ候はんずれども、
   つれ悪しく候て、笑止に存ずる事」
   (利勝殿のことだから、
    心からかれらと仲よくしているというわけではないだろうが、
    連れが悪く困ったことだと思う)

は、細川家とその3人が当時あまり親しくなかったみたいだから
(3)だろうなあと思いつつ、
強がってみたい気分だったら(2)や(1)もアリかもw

「笑止」って便利な言葉だw
2010/10/10(日) 細川さん COM(0)
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。

COMMENT FORM

コメントありがとうございます
本文以外の項目は任意です