作家D氏がS伝社から出した歴史エッセイ風読み物読書中。
そこら中でちょこちょことひっかかる。
松永久秀に触れたくだり。
秘蔵の茶壺を"平蜘蛛"と名付け
平蜘蛛を鉄兜のように被り
平蜘蛛って茶壺じゃなくて茶釜だよね?
だからかぶったら鉄兜なんだよね?
茶壺じゃ鉄兜とはちと違うと思う。
あと黒田長政に触れたくだり。
小さい時に織田信長の人質となったが、
父如水の行動が曖昧なので怒った信長が秀吉に、
「人質を殺せ」
と命じたことがある。
が、秀吉はそうしますといいながらそうしなかった。
助けた。
したがって長政にすれば豊臣秀吉は命の恩人なのである。
「曖昧」というのが荒木村重の拘束による如水の行方不明なら、
こんな曖昧な書き方しないでも。
竹中半兵衛がまるっと消えていて悲しい。
家康と三河武士団に触れたくだり。
家康に突き飛ばされ、突き放されても、三河衆にすれば、
「そういう冷たいあしらいも、家康公がおれたちの持っている能力を、
これでもかこれでもかと掘り起こしてくれているのだ」
と思ったからである。一種マゾヒズム心理だ。家康はサディストだ。
しかしこの"SMコンビ"がうまくいって、
戦国時代でも徳川家臣団の主人に対する忠節ぶりは類がない。
M寄り三河武士はともかく、
自己実現に人生の意義を見いだす三河武士、って新しい!w
そして目下一番混乱しているのが、織田信長の政策紹介。
「撰銭令」
を発布して、
「良貨が悪貨を駆逐せよ」
と命じた。
撰銭令って、
「撰銭(=粗悪な銭を嫌って受け取らないこと)をするな」
って禁止令だと思ったんだけど、
それがどうして「良貨が~」になるのかマジわからないorz
むしろ良貨も悪貨も区別するなって話なんじゃないのかorz
まさか歴史物を書く作家が、「撰銭令」を、
「銭を撰んで受け取れ」と解釈するわけもないだろうしorz
読んでると常識を揺すぶられるので、
とても疲れる本だ……。
でもAmazonみたら星5つ(レビュー1コだけど)だったw
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